よくあるご質問

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よくある質問をまとめてみました。

Q1.精密検査の内容を教えてください。

A.レントゲン検査: 10枚法14枚法パノラマ など、目的に応じて使い分けています。
口腔内写真 : デジタルカメラでお口の中を撮影し、大きなモニターに映して、現状の説明に使用します。また、写真をプリントアウトしたものを治療前と治療終了時に差し上げます。
歯周精密検査 : 歯ぐきからの出血、歯のぐらつき、歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)の深さ、歯石の有無などを検査します。
むし歯のチェック: 視診とレントゲンにより精査します。

Q2.むし歯のかかりやすさに個人差があるのはなぜ?

むし歯のメカニズムの項でも申しましたように「脱灰」と「再石灰化」のバランスが崩れるとむし歯になります。つまり、「脱灰」に働く力が強くなったり、「再石灰化」に働く力が弱くなったときに「脱灰」が進行して歯が溶かされ、歯に穴があく、ということです。逆をいえば、バランスを「再石灰化」に傾けることができれば「初期むし歯」は進行せず、歯を削らず維持できる可能性も大きくなります。それぞれの因子を天秤に見立てて理解してください。

Q3.フッ素はむし歯予防に効果があるのですか?

以下の理由で有効とされています。
1. 歯が酸に対して溶けにくくなる。(耐酸性の向上)
2. 歯の表面が溶けても元に戻りやすくなる。(再石灰化の促進)
3.フッ素そのものに細菌の増殖を抑える効果がある。(抗菌作用)
使用法:低濃度(1000ppm程度)のフッ素を継続的に使用し続けると効果があります。
フッ素含有の歯磨き粉、ジェル、うがい薬などを使用し、その後うがいをしすぎないのがポイントです。(口の中にフッ素を残しておく)加えて、乳歯の場合や永久歯への生え変わり時期には、定期的な高濃度フッ素塗布をお勧めしています。(当院にて行います)

Q4.キシリトールはむし歯予防に効果があるのですか?

以下の理由で有効とされています。
1.キシリトールは甘味料だが「砂糖」ではないため、細菌が酸を作ることができない。
 したがって、むし歯の原因とはならない。
2.キシリトールは細菌のエネルギー源とならないため、細菌を弱体化させる。
使用法:ガムを一日3~4回噛んでください。ただし、甘味料としてキシリトール100%使用している製品を選んでください。半分砂糖、というような製品ですとむし歯の原因になりますので、要注意です。ガム以外の製品も出ていますので、甘いものを頻繁に欲しがるお子様には、砂糖の入ったものと「置き換えて」与えてみてはいかがでしょうか。

Q5.むし歯は母親から子どもにうつるのですか?

研究の結果、母親(保育者)の口の中にむし歯の原因菌であるミュータンス菌が多く存在すると、幼少期(2歳から4歳頃)に母子感染が起こりやすいことがわかっています。
このため、母親(保育者)の口の中の環境を改善することで子どもへの感染率を下げることが可能です。特に妊娠中、子育て中の女性の方には唾液検査(下記参照)でご自身の状況を把握されることをお勧めしています。尚、菌の数が多い場合は対処法をご指導させていただきますのでご安心ください。大切なことは、問題点に気づくことです。

Q6.唾液検査とはどんな検査ですか?また、何がわかるのですか?

5分間、唾液を採取するだけの簡単な検査です。むし歯の原因やその対処法を一般論でなく、「その人だけの予防プログラム」として説明するためのツールです。以下の項目を調べます。
1.酸に対する唾の中和能力(緩衝能):高いほどむし歯になりにくい。
2.唾液の質    :ネバネバよりサラサラの方がむし歯になりにくい。
3.唾液の分泌量  :多いほどむし歯になりにくい。
4.むし歯の原因菌の数:少ないほどむし歯になりにくい。
          代表的な菌を2種類培養します
以上に加え、飲食の状況やフッ素の使用状況などお聞きして総合的なむし歯リスクをチャートにまとめ、個人個人に合った予防プログラムをご提案します。

Q7.歯磨き剤やうがい薬で歯周病は治りますか?

歯周病の主な原因は、歯根面に付着した病原性プラークや、その足場となる歯石です。基本的にこれらを「機械的に」除去しない限り歯周病は治りません。つまり、歯ブラシや歯科医院の専門器具でプラークや歯石を「こすり取る」ことが治療の基本であり、歯磨き剤やうがい薬はあくまでも補助的に使用するものです。したがって、歯磨き剤やうがい薬だけで歯周病は治らないといえます。

Q8.PMTCとは何ですか?

Professional Mechanical Tooth Cleaningのことです。歯間部や歯肉溝など、セルフケアではなかなか清掃できないためにむし歯や歯周病になりやすい部位に対して行います。専門知識と技術を持った歯科衛生士が、特殊な器具を用いてプラークコントロールを行います。

Q9.タバコは歯周病を進行させるのですか?

近年、複数の疫学的調査の結果、喫煙と歯周病の相関が明らかになっています。喫煙者は非喫煙者に比べ、2.82倍重症の歯周病に罹患しているとの報告(Papapanou 1996)もあります。喫煙が歯周組織に与える悪影響として、以下のことがあげられます。

1.ニコチンの血管収縮作用:歯肉への血液の流れが悪くなるため、酸素や栄養が欠乏したり、老廃物の除去がうまくいかなくなります。
2.歯肉の修復機能に対する悪影響:線維芽細胞の代謝が抑制されるため、治癒に対する反応が悪くなります。
3.白血球の機能の抑制:細菌と闘う白血球の機能が減少します。
4.病原菌に良い環境を作る:酸素の張力が減少するため、歯周病原菌(グラム陰性嫌気性菌)に都合の良い環境を作ってしまいます。
5.歯肉の線維化:歯肉が線維化し、出血など歯周病の典型的な症状が出にくくなるため、手遅れになりやすくなります。

Q10.歯周病と糖尿病は関連がありますか?

糖尿病は種々の合併症を発症しますが、近年、「歯周病」は第6番目の合併症としてとらえられるようになっています。糖尿病患者では歯周病の罹患率が上昇し、特に血糖のコントロールが悪い場合は重症の歯周病に罹患する例が多く認められるのです。
一方、歯周病が糖尿病を悪化させる危険因子となる可能性も示唆されています。例えば、歯周治療をすることにより、糖化ヘモグロビン(HbA1c)などの数値が改善する場合があることがわかっています。糖尿病患者の特徴として、「感染しやすい」、「傷の治りが悪い」と言ったことがあげられます。すなわち、より徹底したプラークコントロールを永続的に行っていくことが健康の回復・維持・増進において重要といえます。

Q11.インプラント治療は誰でも受けられますか?

成長期にある思春期以前の子どもには適していません。また、健康状態、顎の骨の状態、お口の中の状態などにより、適していない方がいます。また、喫煙者は非喫煙者に比べて治療後の経過が悪くなる可能性が高いことがわかっています。しかし、これらのことが改善されれば一般的にインプラント治療は誰にでも可能です。

Q12.インプラントの寿命はどのくらいですか?

インプラントの寿命は健康状態、顎の骨の状態、噛み合わせの状態、口の中の手入れの状態(衛生状態)などによって異なります。統計的には、毎日手入れをして大事に使えば90%以上の方が10年以上使用できるという結果になっています。インプラントは悪くなってもあまり痛みを感じませんので、定期検診を受けることが重要です。

Q13.インプラント治療は大変ですか?

インプラント手術は基本的に局所麻酔で安全に行われます。手術後の痛みや腫れは鎮痛剤などを使用することにより十分コントロールできますし、多くの場合、埋まっている親知らずの抜歯よりも楽です。手術時間は1~2時間程度です。手術の傷は1週間ほどで治癒します。また、インプラントが骨と結合するまでに3~6ヶ月、人工歯の作製に1~2ヶ月必要です。ただし、これらのことは埋め込むインプラントの本数や骨の移植(骨がやせている場合のみ行います)の有無などにより多少異なりますので、術前に主治医の説明を受け、ご理解いただくことが重要です。

Q14.インプラント材料は安全ですか?

現在、広く使用されているインプラント材料は「チタン」および「アパタイト」であり、これらの材料は生体内に使用できる安全な材料です。歯科用インプラントだけでなく多くの医療材料として使用されており、現在までに発ガン性などの報告はありません。

Q15.インプラント手術で失敗することがありますか?

十分な術前検査をしたうえで手術に臨みますので、基本的に心配ありません。しかし、稀に予想できない原因でインプラントと顎の骨が結合せずにインプラントが動揺したり、痛みが生じたりする場合があります。このような場合は自然治癒が望めませんので、一旦インプラントを除去したうえで再手術を検討します。

Q16.インプラントの具合が悪くなったらどうするのですか?

一旦成功し、機能したインプラントでも、残念ながらすべての人が一生使用できるわけではありません。なかにはインプラントを除去しなければならないケースもあります。除去しなければならない原因の多くは「インプラント周囲の骨の炎症」です。炎症が広がらないうちにインプラントを除去すれば危険なことはありません。
インプラント除去は多くの場合、「自分の歯」を抜くのと同じです。インプラントを抜いた部位の骨が回復したら、再度インプラント治療を行うことが可能です。ただし、骨の吸収が大きく進んだ場合には再度のインプラント治療が困難な場合もあります。
インプラントを長く保つためには患者様自身の口腔衛生管理(歯磨き)が大切です。さらに必ず歯科医院で定期検診をうけ、インプラント周囲の炎症や噛み合わせのチェックを受けてください。
「いつまで使えるか?」ではなく、患者様自身ができるだけ保たせようと積極的に努力される姿勢が何よりも大切と言えます。

Q17.治療費は健康保険が適用になりますか?

インプラント治療は健康保険の診療の対象外となり、すべて自費診療となります。
ケースによって異なりますので、検査のうえ主治医とご相談ください。